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スタッフコラム

薬局の企業/事業価値を決めるのは誰か


M&A市場では、譲渡対象の企業/事業価値を決める上で、

絶対に必要な要素となるのは何だと思われますか?

 

価値算出する理論でもなければ、計算式でもありませんし、

知識を持った専門家でもありません。

 

どれだけ譲り渡す側が「 これは非常に価値のある事業だ 」と主張しても、

譲り受けしたい(=投資をしたい)と考えている取引相手

が存在しなければ、そもそも取引自体が成立しません。

つまり『 譲受企業側の需要 』が不可欠なのです。

 

譲渡を検討されている薬局オーナー様とお話をするなかでは、

いずれは承継も考えているけれど、今この事業を手放すのは勿体ない

と言われることも多いですし、収益が見込める事業である以上、

これは当然の考えです。

 

一方、これからも収益が見込める「 手放すには惜しい事業 」だからこそ、

譲受側には投資をしてでも譲受したい、という需要が生まれるのは市場原理として当然です。

反対に、時と共に収益力が落ちたり、譲受側の需要そのものが弱まれば、

比例して投資意欲も当然落ちてしまいます。

ご自身が投資する側と想像してみるとイメージがつきやすいのではないでしょうか?

 

また譲受側は「譲り受けた後に、どれだけ収益が見込めるか」を基準に評価しますので、

こと薬局業界においては、仮に処方箋発行元の集中率に偏りがある薬局が、

処方箋受付回数が4万回、40万回を超えるような大手チェーンを譲渡先として選んだ場合、

当然、調剤基本料や地域支援体制加算などの減算も見越して評価をします。

 

とはいえM&Aにおける譲渡価額は、企業の資金力につきますので、

地場企業と大手企業の評価が逆転することは多くないです。

 

各報酬・薬価改定によって、これまでのように収益が取れる見込みが下がっているからこそ、

譲受側の、希望条件は年々上がり続けていますし、今後も上がっていくことが予想されます。

 

私たちは医療・介護・福祉業界、特に薬局業界のM&Aにおいては、

非常に多くのご相談をいただき、業界でも最多件数の成約の実績がございます。

これまで蓄積した市場の動向などを踏まえて、様々な経営相談を承ることも多いです。

 

どんな些細なことでも構いません。

経営に関するお悩みはぜひCBコンサルティングにお寄せ下さい。

 


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