薬局の事業承継を行うにあたって
創業者世代の高齢化を背景に、
親族や従業員への事業承継を検討・実施される方が増加しております。
やはり、今まで築き上げてきた大事な会社を親族や一緒に頑張ってきた
従業員へバトンタッチできる事は感慨深いものです。
しかし、全ての会社で事業承継がうまくいくわけではございません。
中には創業者側と承継側で対立関係になってしまうこともあります。
今回のコラムでは事業承継を行う上でご注意頂きたい事項をお伝えさせて頂きます。
事業承継計画の策定は必須
まず事業承継を行う際は、充分な準備期間を見積もることが必要です。
事業承継は創業者側と承継側二人三脚でタスクをこなしていく必要があるため、
時間がかかるケースが多いです。
双方の意向を汲み取った上で円滑なスケジューリングを行うためにも、
事業承継計画を策定します。
親族間や気の知れた従業員への承継でも必ず事業承継計画を策定しましょう。
正確な承継意向の把握
また何よりも承継側(譲受側)の意向をしっかりと汲み取る事が重要です。
最近、「承継側が今会社を承継することに対してどのように思っているか分からない」といった
ご相談を頂くことが増えて参りました。
元々承継をする意向があったとしても、
ライフスタイルの変化や別のやりたい事がある等々で意向は変化します。
しかし、親族間や気の知れた従業員との間柄だからこそ、改まった会話はし辛いもの。
そういった場合は外部のアドバイザーを利用する事も有力な選択肢の1つになります。
事業承継は時間がかかり考える事がおおくあります!
その他、社員や処方元等の関係者から次期代表として認められるためにも
双方ともしっかりと公私をわきまえて日々の業務に従事すること、
承継後に円滑な会社運営がを行えるように、後継者の経営者教育を行う等も重要になります。
事業承継の課題が、近い将来立ち塞がる中小薬局様は多いかと思います。
早め早めに問題点や課題を洗い出し、手を打っていきましょう。
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