子供は親の社長としての姿をみていない
「薬剤師である親の姿は見ていても、経営者としての親の姿はわからない。」
と、よく後継者候補の御親族から伺います。
親族承継や社内承継の形で後継者の方に調剤薬局を引き継ぐとしても、
経営者としての運営のポイントを理解しないままに、先代が運営していた形のまま後継者の方に承継してしまうと、労務管理等で壁にぶつかるリスクが高くなります。
その理由は、「創業と継承では行うべきことが違う」からです。
従業員は“現社長がつくった店舗や現在の会社”を魅力的に思って働いている場合もあります。
後継者候補の方にリーダーシップの力が乏しければ、
その方がどれだけ優秀な薬剤師だとしても、経営者として成り立つかどうかは別問題となってしまうのです。
親族承継の留意点
引き継ぐ際のポイントを一般論としてお伝えすれば、
「経営者としての業務を、まとまった時間を確保しながら
先代から後継者へ継承されることが望ましい」
です。
しかし、実際に承継を進めるタイミングで弊社にご相談をいただいた際、
「御二方のお互いの時間とお金の確保は本当にできていますか?」
と質問させて頂くことが多いのですが、
しっかりと引き継ぎ計画を考えられていないケースがほとんどです。
事業計画は考えていらっしゃることが多いのですが、
親族に引き継ぐとなると、家族としての信用から、
引継ぎ計画が中途半端になってしまうことが多く、
中途半端が故の不安や小さなトラブルから、承継が進まなくなってしまうケースがあります。
親族承継の場面では、
現在、会社で長年雇用している従業員さんと長年続けている事業をそのまま引き継げるリーダーシップがあるのかどうか。
が重要になるため、
弊社ではその部分を重点的にヒアリングさせて頂き、
診断結果をご面談を通じてお伝えさせていただくことも行っています。
後継者の方の適性を見定めることで、
引き継ぎ方を考えることにも繋がるかと思いますので
承継準備をはじめる際はまずは、ぜひ当社にご相談ください。
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