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スタッフコラム

買手の提示金額はバラバラ


買い手によってなぜ提示金額が違うの??

当たり前ではありますが、
買手法人によって評価、提示金額に差があります。

なぜなのか?実際の例で解説します。

<実際に提示金額に差があった例>

東京都内 / 1店舗の事業譲渡 / 年間売り上げ1.5億円 / 想定営業利益1,200万円(年) / 集中率60%

この案件に対して小規模調剤薬局、中規模調剤薬局、大手調剤薬局に打診を行いました。

そうするとご提示いただいた金額に大きな差が出ました。

・小規模調剤薬局①:営業権3,000万円
・小規模調剤薬局②:営業権3,500万円
・中規模調剤薬局①:営業権3,600万円
・中規模調剤薬局②:営業権3,800万円
・大手調剤薬局①:営業権3,500万円
・大手調剤薬局②:営業権5,000万円

どうでしょうか?提示の差が約2,000万円にもなりました。

なぜこのような差が生まれるのか。

①金銭的理由


買手様によっては「薬局の価値」は当然考えますが、
現状の経営状況で出せる「投資金額」も影響してきます。

買い手様の規模が大きくなればここの影響は少なくなるでしょう。

一般的に買収する金額を回収するのにかかる年数を念頭において
検討する法人が多いのですが、この年数にもばらつきがありそうです。

当然ですが処方もとのDrの年齢や、エリア、処方もとの規模などで
回収年数は変わります。
ここをどう捉えるか、これは法人によって考え方が違います。

②店舗展開の考え方

案件の薬局の近くに既存の店舗があるかどうか、
店舗拡大に関する熱量、
単純に売上を上げること以外のプラスαがあるかどうか(採用やブランディング)、
人員をうまくまわせるか、etc、、、。


上記の実際にあった例では、小規模薬局様は投資回収の年数を3年ほどで見ていたのかもしれません。

一方大手調剤薬局でも3,500万円の提示と5,000万円の提示と、大分差が出ました。

3,500万円の提示の法人は、本来買収したい規模よりは少し小さい案件だったため3年回収の目線で見ていたようです。

5,000万円提示の法人はとにかく集中率が低い薬局を非常に評価されており、4.5年~5年の回収目線でした。

このように買い手の規模でも差は出ますが、
同じ規模の買い手であっても提示金額には(評価は)差が出ることが多くあります。


買い手によってこれだけ考え方が違うことが現実です。
金額だけではなく、従業員、処方元、大家etc引継ぎに関しても
売り手様は悩むところだと思います。

我々はなるべく売り手様のご要望に合った、最適なお相手を見つけます。

ぜひお気軽にご相談くださいませ。


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