新型コロナ禍の中で、いかに地域に貢献できるか。
病院経営にとって、また地域包括ケアシステムにおいて、患者様・医師・病院スタッフを地域の一部として、病院との関わり方を考えることは、今後ますます必要なことになります。
全国の病院様より、数々の取組を先んじて行うことで、時代や潮流の先を見据えて動いていらっしゃる、下関リハビリテーション病院様に、今回お話を伺いました。
法人名 |
一般社団法人 巨樹の会 下関リハビリテーション病院 |
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氏名 |
石田 憲司 様 |
コロナ禍で職場環境が上手く伝わらず、なにか手を打とうと思っていた
―広報物制作支援サービスをご利用前の状況をお聞かせください。
昨今のコロナ禍で、患者さまや地域の方、採用に応募された医師の方が、病院の中を見る機会がなくなってしまっています。
確実な感染対策をしていても、外からでは病院の中や様子がわかりません。そうなると、病院は何となく怖いところというイメージのまま、患者様や地域の方は足が遠のきます。
応募しようと思ってらっしゃる医師の方々にも、職場環境が伝わりにくく、「なにか手を打たないと」と考えていました。
―広報物制作支援をご利用になった経緯は、打ち手の模索の結果ということでしょうか?
はい、以前パンフレット制作を依頼したCBコンサルティングと何度かお話をしているうちに、
動画制作をすることで、院内の様子や取組について周知できるのではないかと考えました。
他社と比較した結果の信用性と費用面で、CBコンサルティングに軍配
―パンフレットや動画制作会社がたくさんあるなかで、弊社をお選び頂いた理由は何でしょうか?
当初は、パンフレットおよび動画制作ともに他の会社に頼もうと思っていました。
しかし見積もりを取ったところ、他社の費用が倍近く高い結果となりました。
CBコンサルティングの担当は足繁く通ってくださり、定期的な接触も相まって、信用性が全然違いました。
その結果、CBコンサルティングにお願いしようということになりました。
動画の制作では、CBコンサルティングがプロカメラマンの手配から、編集まで行っていただき、次回以降もまたお願いしたいという作品になりました。
―広報物制作支援サービスを導入されてからどのような変化がありましたか?
正直にお話ししますと、8月から本稼働して間もないので、効果ははっきりと目に見えているわけではありません。
これから、地道に周知をしていこうと考えているところです。
動画として、いい作品に出来上がっていますので、少しずつ広まっていくと思います。
患者様・スタッフ・地域の方に寄り添った動画制作
―今後、周知活動としてはどのようなことをされますか?
病院の取組を全般的に公表しつつ、少しずつ着実に周知の輪を広げていきたいと考えています。
また、病院内の専門用語を、患者さまや地域の方に話してもご理解頂けないと思いますので、可能な限りわかりやすい動画を作っています。
例えば、リハビリテーション室の様子やリハビリ機器の紹介を、学生の社会科見学のような見やすさ・親しみやすさで行うことで、口で説明するよりわかりやすいと思います。
今後は、動画に字幕をつけることで、耳の遠い方やご高齢の方にも、ご理解いただきやすいようにして、周知していきます。
さらに、動画にて入院についての説明を行う予定もあります。
―今後の動画についてお話がありましたが、かなり積極的な制作をお考えですね。
本当は全部CBさんに制作を頼もうかと思っていたのですが、CBコンサルティングからスタッフに、動画編集ノウハウを教えていただいています。
今後、スタッフが編集できるようになることを見据えて、様々な動画制作を考えています。
例えば、先ほどの字幕付き動画もそうですし、スタッフ向けの研修会や地域の方向けの講演会動画を制作したいと思います。
地域・スタッフ・患者様への「三方良し」にむけて
―最近の貴院のお取組や将来のご展望についてお話を伺えますか?
最近、120台ある病院の携帯電話をPHSからスマートフォンに切り替えました。
出勤しているスタッフの約7割にいきわたる台数です。
これは、外出先でのカルテ入出力、訪問リハでのメモ、在宅ワークによる女性医師・スタッフの働きやすさ、業務マニュアル・研修会閲覧による院内教育を考えた結果です。
こういう思い切った取り組みは、下関リハビリテーション病院が「お試し病院」と言われているからこその強みです。
回診時の指示やウェブ会議にも活用できます。
近未来的には、スタッフが職員向けの案内文や行事、勤務表を把握しやすいようになればと、
自宅でも見られるようなスタッフ専用ページの制作を考えています。
また、病院の建て替えも検討しており、地域全体に利があるように、還元できるような病院にし、安心してご来院頂けるよう、地域に貢献できるような病院です。
病院のイメージには、「行きづらい」というものがありますが、「楽しい」ものに変えたいと思います。
地域には、スーパーがないので建て替えの時に併設して、お見舞いと同時に買い物できたり、地域の方が交流しやすいような場、
例えば、体育館のように貸し出しもできる施設も考えています。
地域とタッグを組んで「下リハの町」になれるように動いていきたいです。
未来を考える病院に寄り添い続けるCBコンサルティングへの信頼
―さいごに、弊社のご感想をお聞かせください。
CBコンサルティングの担当者に、かなり頑張ってもらい感謝しています。
撮影は、1日かけて朝から夜まで行いました。
CBコンサルティングからスタッフへと、動画編集について教えてもらっていますが、
本音としては、これからの動画制作もCBコンサルティングに頼みたいと思っています。
スタッフからもCBさんへの評価は非常に高く、動画以外でも今後何かと力添えいただきたいと思います。
CB担当スタッフからのコメント
病院でアドビソフトを契約していらっしゃったので、
「せっかくなら動画編集ソフトも院内で使えた方がよいのでは?」
ということで、制作物の納品だけでなく、作り方の講義までさせていただきました。
広報部だけでなく、看護・介護スタッフの方まで講義を聞いていただき、患者さま満足度の向上や、スタッフ教育についての本気度を感じました。
今後も新しい取組みのなかで、ご相談ございましたら、ぜひお声掛けください。