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スタッフコラム

M&Aの専属契約とは??


専属契約とは??

M&A仲介サービスを利用するにあたって、
M&A仲介会社とのアドバイザリーサービス委託契約
(以下、アドバイザリー契約)が必要となります。

アドバイザリー契約には、
どういった業務を提供するのかを規定するだけでなく、
着手金規定や成功報酬についての定めや、
「専属契約」についての規定があります。
(弊社は、基本的に着手金はいただいておりません。)

その、専属契約について、
お客様よりよく疑問をいただきますので、
今回のコラムとして記載させていただきます。

専属契約とは、他社仲介を利用せずに、
契約した1社のみを利用して譲渡活動を進めていく契約となります。

その為、売手様とアドバイザーの信頼関係が何よりも大事な要素となります。

複数社に依頼するデメリットとは?

複数仲介を利用するデメリットは以下の2点になろうかと思います。

複数仲介を使う事によって、価格はむしろ下落する。

ただでさえ、譲渡活動は精神的に疲弊するのに、更に疲れる事となる。

①について、よく”複数社で高い提示を”と
考えておられる経営者の方がいらっしゃいますが、
それは誤りです。

というのも、
買手候補先A社が複数社から情報を持ちこまれた場合、
A社は1円でも安い提示の仲介会社を通して購入しようと考えます。

その現象が、積み重なる為、
価格が相場よりも下落する可能性があります。

また、情報が出回り易い為、そもそも買収して良いものか、
という買手候補先の悩みを誘発してしまいます。

②について、
そもそも譲渡活動は腰を据えて行うべきもの、
かつアドバイザーとしての信頼関係で成り立っています。

複数社利用することによって、
何が正解なのか分からなくなる方がいらっしゃいます。

現に、一度複数仲介を利用していた方のお手伝いをさせていただきましたが、最終的に譲渡活動に疲れた為、継続運営を選ばれた方がいらっしゃいます。

専属契約は解除できます

私はいつも、アドバイザリー契約のご説明をするにあたって、
弊社を選んでいただかなくてもいいので、
絶対に専属契約で信頼できる仲介と譲渡活動を進めてくださいとお伝えしています。

それは、先ほど述べた理由で、
絶対に売手様の利益を阻害することになるからです。

それでも、1社に絞ると、
都合よくコントロールされるのではないか?と
不安になる方がいらっしゃいます。

そのような方に、安心していただきたいのは、
専属契約で繋がったアドバイザーであっても、
進めていくうえで信頼できなくなった場合、
アドバイザリー契約自体を解除する事が出来ます

実際に、元々他社仲介を利用している売手様が、
アドバイザリー契約を解約して、
私が新たなアドバイザーとして担当したこともあります。

上記のように1度締結したら後戻りできないというものではありませんので、是非とも、アドバイザリー契約は専属で結ぶことをお勧めいたします。


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