薬局のコロナ対策の適正はどこまで?
CBグループ内に設立された「薬局経営総合研究所」が、
全国の調剤薬局様に向けて、新型コロナ対策に関するアンケート調査を実施いたしました。
7月上旬時点での回答結果ですが、
・飛沫感染防止シートはほぼ全ての薬局で設置済み
・フェイスシールドやゴーグルを導入している薬局は1割から2割程度
・お釣りの手渡しからの感染リスクを防ぐためにキャッシュレスを導入している薬局も多く存在
等、興味深い結果が出ました。
具体的な対策の頻度は様々で、
手指消毒の一つをとっても「1日10回未満」の回答もあれば、
「1日20回以上行う」薬局もあるなど、対策具合にバラつきの出る結果となりました。
新型コロナウイルスの実態がまだ明らかになっていない中ですので、
「ここまでやれば十分」という物差しは存在せず、
対策の内容や頻度などはほぼすべて法人様次第となっています。
どこの現場は概ねこのような状況です。
今の感染状況を鑑みると、どれだけ対策を取っても
新型コロナウイルスに誰かが罹患する事は避けられず、
新型コロナ罹患者が患者として薬局に来局される事も避けられません。
そんな中でリスクヘッジとして考えるべきは、万が一従業員が新型コロナに罹患した際や、
「クラスター」が発生してしまった最悪の事態を念頭に置いて、
「この薬局は対策を怠っていた」とみなされないように対策を十分に打っておくことでしょう。
前述のとおり、新型コロナ対策に「ここまでやれば十分」という物差しは現状存在しません。
しかし、最悪の事態に備え、同業他社と比較したときに、
「実は御社の対策は他より劣っていた」という状況だけは避けるべきでしょう。
薬局経営総合研究所が取りまとめました
新型コロナに関する薬局経営の現状レポートが間もなく完成いたします。
有効回答社数が約650社となった最新の情報が詰まったレポートが出来ました。
どのような対策をどのレベルで行っているのかだけではなく、
新型コロナの影響でどのくらい売上に影響があったか、
他社の経営者の今後の展望など、皆様の今後の経営判断に必ず役立つ内容です。
アンケートに回答くださった皆様には
こちらのレポートは随時お届けいたします。
アンケート未回答の皆様にも我々が情報をご提供いたしますので
お気軽にお問合せください。
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