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スタッフコラム

報酬改定をチャンスと捉えられるか


次回改定についての議論始まる

厚生労働省は、
3月6日に20年度改定に向けた検討項目と進め方について、
案を提示し、これで本格的に議論が始まる格好となりました。

その中で、薬局が係る部分に関しては、以下の3点が取り上げられました。


1点目は、医薬品の適正使用

これは医薬品の適正使用の取り組み推進と併せて、
医薬品の長期処方・多剤処方、処方箋様式や医療機関と
薬局の連携の在り方を検討するようです。


2点目は、調剤報酬関連

かかりつけ薬剤師の取り組み情報や、
いわゆる大型門前薬局等の評価の適正化による影響を調査し、
調剤報酬の在り方について検討するようです。


3点目は、後発品の使用促進

後発品数量シェア80%目標の達成に向けて、
使用状況を調査・検証を始めるとのことでした。

次回改定に向けたスケジュールですが、
第1ラウンドが9月頃まであり、意見の整理が行われます。
第2ラウンドは9月以降で、ここで本格的な調査報告、
取りまとめが行われ、来年1月から3月で諮問・答申という流れとなっております。

今のところは、
先に挙げた3点で検討していくということですが、
前回改定から着目しているポイントはあまり変わっていない印象です。

地域包括ケアシステム構築の中で、
“多職種との連携”・”患者服薬情報の共有”・”かかりつけ薬剤師の役割”などは、
2~3年前から言われ続けており、皆様もご存知の通りでしょう。

国が目指している薬局の姿は、薬局経営の面から考えても、
これらの取り組みを行うことで、
点数として評価されるわけですから、
積極的に行っていくべきだと思います。

しかし、経営者の方々や薬剤師の方々とお話すると、
なかなか現場では難しいことがあったり、
理想と現実は違うんだという意見も伺ったりします。

薬局としての個性を発揮する時代

目まぐるしく変わる医療業界の中で、工夫を凝らし、
個性を発揮する薬局がたくさん現れました。

●改定内容に柔軟に対応し、地域包括ケアシステムを構築した薬局様
●ドミナントを形成して地域医療に貢献している薬局様
●独自にシステムを構築し、患者満足度を上げる努力をしている薬局様

と私がお会いしただけでも、
数々の薬局様が個性を発揮しておりました。

M&Aには、さまざまな形がございます。

単純に売った買ったの世界ではなく、
理想の薬局を作る為に、M&Aを選択した方もいらっしゃいます。

これから改定の議論が始まりますが、
チャンスと捉えられるか、一緒に選択肢を探ってみませんか。


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