リタイアは万人に共通の一大行事
オーナー様にとって、「引退」という二文字が頭によぎるのはどんな時でしょうか?そこに至るキッカケやストーリーは千差万別で、1つとして同じものではありません。もちろん、やがて来る引退に向けてすべてが計画通りだというオーナー様もいらっしゃるかもしれません。
しかし、経営者という立場は、目を向けなければいけないのはご自身のリタイアだけではありません。絶えず従業員のリタイアにも神経を割かねばならないことが大きな悩みの1つではないでしょうか。ご自身のことでさえ不測の事態は避けられないわけですが、他人の人生からも影響を受けてしまうのが経営者の宿命です。
薬剤師にこそキャリアプランを
リタイアとまではいかずとも、雇用している薬剤師がこれまでと同じように働けなくなるケースもあります。
具体的には、結婚や介護、育児等といった事象が影響を及ぼし、従業員の気持ちを変化させます。そして、出勤頻度を見直したい、勤務時間を短縮したい、あるいは転居や健康問題によってこれまでの働き方を維持できなくなるといった事態が発生するのです。
ライフスタイルや価値観が多様化している現代では、すべてを完璧に予測することは不可能ですし、たとえ従業員の希望を把握できていたとしてもすべてを満たすことは困難です。しかし、こうした事情が生じやすい年齢にはおおよその傾向がありますので、備えておくことは可能です。
コミュニケーションの重要性
唯一これらの懸念材料に対処し、解決を可能にするのは、「日頃からのコミュニケーション」です。そんな初歩的なことか・・・と感じたオーナー様も、ぜひ今一度現状を確認することをおすすめいたします。なぜなら、最近、管理薬剤師のご事情により薬局運営を見直さなければならない事態に陥るケースが急増しているからです。
管理薬剤師様のキャリアプランやプライベートな事情について、話し合える関係を構築しておくことが不可欠と言えます。言うは易く行うは難しですが、避けて通れないテーマです。ご自身が雇用する薬剤師のライフプランやプライベートの状況について、自信を持って即答できますでしょうか?
あのタイミングで知っていれば対処することができた・・・という後悔はしていただきたくありません。買収による体制強化を図るのか、それとも店舗数の見直しを推し進めるのか、従業員のコンディションを見定めた上で次に打つべき手を検討いただければと思います。
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