売るとは考えない
まず譲渡を検討するにあたり考えて頂きたいのは、
会社を売るとは考えないということです。
会社を売ると考えた場合、経営者は後ろ向きで非常につらく感じます。
ですので、「会社を売る」ではなく「目的があって会社の株式を別の人へ譲る」と考えて頂くのが正確です。
譲渡する理由については、
・後継者がいない
・人材が採用できない
など様々ですが、目的はどれも「会社を存続・発展させる」ということです。
その会社の存続・発展のために、より良い環境を整えるべく、
実現してくれる他者に「株式」を譲渡するということは前向きな話であり、経営者として考えるべきことでもあります。
あくまで選択肢の一つ
株式や事業を譲渡する際によく経営者様が仰るのは、
「譲渡する意向が固まっていないので先には動けない」ということです。
確かに意向が固まって動くことができるのがベストではありますが、
中には“継続か、譲渡か”を悩まれる経営者様も数多くいらっしゃいます。
そこで考えて頂きたいのが、
「M&Aはあくまでも選択肢の一つである」ということです。
例えば、人材を確保するのであれば、
・求人募集を出す
・紹介会社に登録する
・面接を行う
といった活動をされるかと思います。
M&Aも基本的には同じです。
もし譲渡するのであれば、
・相手先はどこがあるのか
・どのくらいの金額になるのか
・実際に相手と面接を行う
といった活動を他の業務と同様に選択肢の一つとして考えて頂くのが良いです。
結果的に譲渡した、しなかったということはありますが、
そもそも準備をしていないと選択肢として選ぶことはできません。
また、タイミングの問題もございますので、
買ってほしい企業に買ってもらえなかった、
事情が変わって話が白紙になってしまったというケースも無きにしも非ずです。
もし少しでも譲渡を考えていらっしゃる場合には、
少しでも早く準備をしておくことで選択できる幅が広がりますので、
どれくらいの価値がつくのか?を調べてみることをおススメします。
準備とは何か?
では、「譲渡の準備をする」とはどこまでを指すのでしょうか。
基本的にはデューデリジェンス(買収監査)を行い金額を確定させるまでが準備です。
これが終わっていないうちは、話がなくなる、金額が下がるといったリスクを抱えることになります。
もちろん外部環境の変化によって金額が変わる可能性もありますが、
デューデリジェンスまでを終わらせておくことで、いつでも動ける準備はできたことになります。
ここまで来てしまえば、
「引き続き経営を行う」「譲受企業に譲る」という選択ができることになります。
よく、「デューデリジェンス(買収監査)まで進むと売るしか選択できない」
と勘違いをされている経営者様が多くいらっしゃいます。
しかしここで初めて双方の準備が整ったという段階になりますので、
あとは契約をするかしないかということになります。
まとめ
あくまでもM&Aは選択肢のひとつです。
「話を進めたから売らなくてはいけない」ではなく、
「話を進めていたからこそ初めてとれる選択肢」です。
最終の譲渡決断は大きな決断で悩まれることも数多くありますが、
準備をしておくことに関しては他のリスク管理と同じです。
少しでも譲渡をお考えであれば、
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