情報は鮮度が肝心
当コラムをご覧頂きありがとうございます。
今回は特にM&Aによる店舗拡大をご希望される方向けの記事といたします。
私共M&A仲介会社はご承知の通り売手と買手をマッチングさせるサービスを提供しております。
その中で、もちろん売却の案件を探すことも重要な仕事なのですが、
いざ売却のご相談を頂いた時に「条件を満たせそうな買手」を
ご紹介出来なければ価値を提供することはできません。
そのため、買収のご意向がある会社様とは、
売手候補のお客様と同じかそれ以上に日頃から情報交換をしていく必要があります。
特に報酬改定や薬価改定の前後や、現在のコロナウィルスによる懸念状況の最中、
市場における鮮度の高い情報を持っているM&Aアドバイザーこそ、
価値のある動きができることはご理解頂けると思います。
弊社のようにウェブ上でマッチングさせるのではなく、
アドバイザーが買手候補をリストアップする方式の会社からご希望の案件を提案されるには、
いざ売却のご相談をいただいた際に、「あそこの会社(買い手)はまさに条件に合う!」と、
アドバイザーに思い浮かべられるかどうかが分かれ道です。
そのため、なるべく買収の希望条件は詳しくお話頂くことをお勧めいたします。
特に大切な情報として、以下に記載いたします。
エリア
もちろん広くご希望頂けるのはありがたいのですが、
ピンポイントでご指定頂けるとそのエリアで売却案件が出てきた場合に優先順位が高くなります。
都道府県だけではなく、市町村単位でのご指定を頂くことも大切です。
広いエリアでのご希望ですと、紹介したとしても実はそこのエリアは対象外だった、
ということがあり得るため、なるべく具体的なご希望を伺えると幸いです。
処方元医療機関
マンツーマン、病院前、在宅、面受け…
それぞれの会社ごとに得意分野やノウハウがあるかと思います。
「集中率は高いが、先生と二人三脚でやりたい!」というお客様が仮にいれば真っ先に紹介したいと思うものです。
こちらも先と同様に具体的なご希望をお伝えいただけますと、よりご希望に近い案件をご紹介できます。
薬剤師を補充できるか
譲渡を機に人員が不足してしまう案件も多くありますので、
そこに「採用が上手くいって、新しい店舗に入れたい」という情報があれば大変助かります。
最近では社長の高齢化に伴い、
前代表が株式譲渡によるご引退を検討されるケースが多くなってきている傾向があります。
そのため管理薬剤師兼社長の薬局ですと大きな欠員になってしまいますので、
人員に余裕があるかどうかは日頃から情報交換出来ればと考えています。
投資基準について
通常調剤薬局のM&Aですと「営業利益の〇年分」といった投資の目安が一般的ですが、
「〇年分」の部分が、会社によってご希望が異なります。
このような具体的な基準を持っているかどうかで、大きな違いがあります。
もちろんM&Aによる譲受をご経験されたことがないお客様も多くいらっしゃいますので、
まずは一般論からご説明させていただき、貴社内での考え方を確立して頂ければと思います。
弊社には過去成約案件の分析をしており、
調剤薬局の価値の付け方についてのノウハウがございますので、
ある程度の目安をご理解いただけるようお話させていただきます。
以上でございます。
コロナウィルスによる影響はまだまだ続く見通しです。
そんな中、M&Aによる経営課題の解決が選択肢にあるようでしたら、
ぜひ仲介アドバイザーを頼って頂ければ幸いです。
お忙しいところご覧いただきありがとうございました。
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