ニーズを知る
まずはじめにお伝えしたいのは、
「高く売るためには、相手と自分を知ることが重要」
ということです。
双方のニーズを満たさない取引では、
交渉が突然決裂することや、
取引が進むにつれ些細なことが大きな問題となることも考えられます。
そこで、まずは買手側のニーズについて確認したいと思います。
買い手のニーズ
買手が求めるニーズとは「利益がでる仕組み(事業)」です。
売上が大きい店舗でも赤字であったり、
人員の給与をかけすぎ利益が少ないといったところは、
評価が低くなる原因となります。
買収後何年で投資回収ができ、何年後から利益として見込めるのかという基準をベースに投資判断を行うのが買手です。
薬局の価値とは?
あなたは、
ご自身の薬局の価値がどのくらいかご存知でしょうか?
ご自身の薬局の価値を知ることは、
今後の戦略を考えるうえでも非常に重要なことです。
何が評価されており、何が足りないのか?
こういった観点をお持ちいただくことで、
ご自身の薬局の価値を上げていく戦略を立てることができるためです。
では、薬局の価値とはいったいなんでしょうか。
基本的には下記の8つに集約されます。
・処方箋を応需しやすい立地
・処方元の医師が若い
・処方元に確実度の高い後継者がいる
・処方箋集中率が低い
・優秀な従業員がいる
・社長が現場にいる
・地域に根付いている薬局である
・ドミナント展開している
ご自身の薬局にあてはまるものはいくつありますでしょうか?
あてはまるものが多いほど評価を受けやすく、
薬局としての価値が高いものと判断されます。
この点も考慮したうえで高く売れるポイントを次にご紹介させていただきます。
高く売れるポイント
買手のニーズ、自身の薬局の価値を把握されたうえで、
高く売れる薬局にするために必要なことですが、
4つのポイントがございます。
1.売上を伸ばす
2.処方箋単価を上げる
3.経費を抑える
4.タイミング
この4つです。
当たり前のことではないか?それができたら苦労しないよ!と思われる方もいらっしゃると存じます。
では実際他の薬局ではどのような動きをされているかですが、在宅を中心とした動きが多くなっております。
具体的には、
在宅医療の範囲を広げる
人や時間の負担は増えますが、在宅医療に参入または拡大する事で、新たな層の処方箋を獲得する事ができます。
施設経由の処方箋を獲得する
老健や特養では、何事も窓口となる方がいらっしゃいます。
原則薬局を選ぶのは個人の意思ですが、施設系の場合はどうしても集中しやすくなります。
しっかり施設とパイプがつながれば、多くの安定的な処方箋の応需が期待できます。
といったことです。国の方針でもありますのでここを伸ばし、売上を伸ばしていくことを考えられている企業が最近では多いです。
また取り組めることに限界はございますが、タイミングを逃さないという点はどなたでもできることです。
タイミングとしては
良いタイミング
・枚数が上昇している
・駐車場が近くにできた
・処方元の後継ぎが戻ってきた
・近くにクリニックができた
悪いタイミング
・キーマンが亡くなった
・家賃が上がった
・報酬改定とかぶる時期
・ライバル薬局が出現
特に、悪いタイミングになってから売りたいと
思われることが多いですが、
このタイミングですと薬局の価値としては下がったものになりますので、ご自身の引退時期や、今後実現したいことを明確にしたうえで、準備をしていただくことでタイミングを逃す確率はぐっと下げることができます。
まとめ
まとめさせていただくと、
・買手のニーズは利益のでる仕組みがほしい。
・薬局の価値は→薬局の価値を知る
・薬局を高く売るためには、売上を伸ばす、処方箋単価を上げる、
・タイミングを逃さないための準備を行っておく。
となります。
とはいえ何から始めればよいのか?
という方もいらっしゃるかと思います。
まずは、ご自身の薬局の価値を知ることから始めてみてはいかがでしょう?
弊社では会社や薬局の価値算定を無料で行い、
ご報告させていただいております。
是非今後の戦略を立てる準備、タイミングを逃さないための準備の一環としてお問い合わせくださいませ。
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