株式会社LasiQは、明治38年に福島県須賀川市で創業された薬局をルーツにもち、家訓である「3方良し」、そして企業理念である「自分らしくの追求」のもとに、薬局・介護・人材サービス事業をされています。
弊社の代行のサービス導入の決め手と、魅力に思われたことについて、代表取締役 藤田様にお話を伺いました。
法人名 |
株式会社LasiQ |
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氏名 |
藤田 元 様 |
介護施設への営業にチャレンジ。キーパーソンへの営業手法を開拓
―はじめに、CBコンサルティングの地域連携支援をご利用になる前のご状況についてお聞かせください。
新しいエリアに薬局出店後半年が立ち、ある程度店舗運営も軌道に乗ってきたことから、施設が周辺に点在する同地域で施設在宅の営業を行いたいと考えていました。
―施設在宅の営業を開始したいとお考えになった背景は何があったのでしょうか?
コロナの影響で門前のクリニックが閉院してしまいました。
そこで社員の雇用を守るためにどうしようかと思案していたところ、運よく矢吹町にある薬局を運営することになりました。
どうにか社員の雇用は守れましたが採算面は厳しく、長期的に見ると赤字になってしまうと予測されたため、新しいサービスで収益を得る必要がありました。
そこで考えたのは3つ、
- 須賀川市で展開しているドミナント形式での店舗運営
- 学校などに納品する行政への営業、
- 当社のノウハウであるケアマネ事業所との介護連携を利用した独居の利用者への在宅営業
しかし須賀川市から離れた矢吹町では、ドミナント形式という手段は使えませんでした。
さらに矢吹町は新しいエリアでしたので、地域からの信頼関係が必要な行政や独居の利用者への営業は環境的に困難でした。
一方、須賀川市の地形はアップダウンが激しく、矢吹町は平地が多い地形で施設系の建物を立てやすいという特徴があり、介護施設が多くありました。
そこで今までやったことがない施設在宅への営業にチャレンジしたいということがきっかけとなりました。
施設を回ってキーパーソンへ営業する手法は未経験だったため、CBコンサルティングのお力を借りようと考えました。
地域連携支援を導入になった決め手とは
―CBコンサルティングの地域連携支援を導入された決め手や要因は、何かありましたか?
一言で表すと「好きだったか」です。
震災時の頃に遡りますが、当時は薬剤師がおらず、私も社長業や現場で薬剤師としての仕事等で時間に追われていました。CBコンサルティングがキャリアブレイだった時代に、仙台支社の方が頻繁に会いにきてくれ、弊社の話を聞いてくれたことが、心の支えになっていました。
他社は電話をかけてくるだけですが、CBコンサルティングは会いに来てくれるということが好きになった理由です。
正式に在宅チームが誕生。社内ケアマネージャーとの交流も活発に
―社内ケアマネージャーとの交流がより活発になったことによるメリットは、どのようなことがありますか?
薬局事業部の社員が持っていない情報を共有できたことが大きかったです。
主体的に「知り合いが施設職員の中にいるので紹介できるか聞いてみる」といった動きをしてくれることもありました。
現在は広報・IT管理部を立ち上げ、以前より力を入れているSNSや、介護事業部内の小規模デイサービスで発行している社外報とより連携できるよう月に1回打ち合わせを行っています。
―さいごに、CBコンサルティングまたは地域連携支援の強みを感じた点がありましたらお聞かせください。
営業コンサルと代行の役割をお願いしておりました。
コロナ禍において電話での営業活動が中心ではありましたが、当社のマンパワーが限られていたので、施設在宅の営業を代行していただき、その内容を毎回報告していただいたことが、ありがたかったと感じます。
また、営業コンサルに関しては訪問の優先順位を考え、当社の営業担当である薬剤師と同行訪問を通して、営業ノウハウを伝えていただいたことがとても良かったです。
チラシの作りこみについて、我々の要望をくみ取り、うまくコーチングしていただいたことも大きかったですね。
現場の社員もやらされているという感覚ではなく、主体的に参画してくれるようにしてくれたのが非常にありがたかったです。
在宅支援チームが誕生できたこと、成果を生み出すまでの筋道ができたこと、営業によって勝ち取るスタイルではなく、現場での実務を通して徐々に信頼を勝ち得ていくというスタイルが「弊社らしく」企業理念に沿っていてとても嬉しく思いました。
本当感謝しております。ありがとうございました。
CB担当スタッフからのコメント
LasiQ様は弊社のサービスをうまく利用していただいた一例だと思います。どんな道具でも、使い方次第で生かすも殺すことができます。
今回、LasiQ様の実績につながった一番の要因は、サービスを利用するということが上手だった点でした。
私たちは「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えるサービス」を提供しています。その釣り方を学ぼうとするお客様自身の姿勢、行動力、考え方に私たちも大変勉強させられました。
現場同士のコミュニケーションもを密に行い、ワンチームで進めることができたことで、サービスの品質をさらに向上させることができる良い取組事例になったと感謝しています。